
一般的に腸の機能としてよく知られているのは、消化、吸収、排泄の働きですが、その他にも合成、解毒などの働きがあることも ご存知でしたか?
● 合成 ・・・ ビタミンB2、B6、B12、K、葉酸、パントテン酸、ビオケンなどを合成する。 ● 解毒 ・・・ 腸の中に入った毒を無毒化する。 |
そして特に注目されているのが「腸内細菌」という腸の内部にいる細菌です。細菌というと何か病気を引き起こす悪い物といった イメージがありますが、この「腸内細菌」は、消化と健康に不可欠なのです。どうしてなのでしょう。
食事から栄養を吸収するには、腸で消化・吸収される必要があります。しかし、食事に含まれる炭水化物やたんぱく質といった栄養 成分は、分子が大きくそのままだと吸収することができません。これを細かく分解して消化できるようにしてくれるのが、今までは 「消化酵素」と考えられていました。
しかし近年「腸内細菌」が「消化酵素」と協力して栄養分の分解、消化、吸収そして排泄などの作業に大きく関わっていることが わかってきました。特に「腸内細菌」の中でも「善玉菌」が栄養を約300兆本の腸の微絨毛に吸収されやすいレベルまで低分子化する 分解に重要な役割を果たしていると言われています。
腸は、人の体で言うと体の「根っこ」。腸が栄養をしっかりと吸収してこそ始めて健康で美しい体づくりができるのです。

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